古今著名局集

対局譜 内容
中国最古の棋譜
(196?)
孫策(175−200)vs.呂範(?)
中国の古棋書、「忘憂清楽書」にある対局譜。
日本最古の棋譜
(1253?)
日蓮(1222−1282)vs.吉祥丸(日朗、1243〜1320)
江戸時代後期に発見されたが、真偽の判定は困難。
第一着 辺
(17c.)
中村 道碩(1582−1630)vs.安井 算哲(1590−1652)
布石の黎明期。
史上初の争碁
(1653)
安井 算知(1617−1703)vs.本因坊算悦(1611−1658)
家元の成立と抗争。
寛文の争碁
(1668)
安井 算知(1617−1703)vs.本因坊道悦(1636−1727)
道悦「遠島も辞さず」
第一着 天元
(1670)
本因坊道策(1645−1702)vs.渋川 春海(1639−1715)
大極星の発想から生まれた初手天元。
ヨセの妙手
(1705)
本因坊道知(1690−1727)vs.安井仙角(1673−1737)
宝永の争碁。
三劫
(1724)
井上春碩(1707−1772)vs.永野快山(−)
三劫無勝負の珍譜。
明和の争碁
(1766)
本因坊察元(1733−1788)vs.井上春碩(1707−1772)
春碩生涯二度目の争碁
大位の新流
(1771)
坂口仙徳(1738−1783)vs.本因坊烈元(1750−1808)
古宇宙流、当時にあっては異色の位の高い大模様を展開。
ダメの妙手
(1812)
本因坊元丈(1775-1832)vs.安井知得(1776-1838)
一見不可解な手であるが、知得らしい深謀遠慮の含みのある妙着。
芥の如し
(1821)
本因坊丈和(1787−1847)vs.井上安節(1798-1859)
「文政七申年以前は芥の如し。申酉二年に的然と昇達せしを覚ゆるあり」
永遠の打ち掛け
(1822)
本因坊丈和(1787−1847)vs.外山算節(1770−1828)
「予に敗兆ありとせば、断然死を決して打ち継ぐべし」
吐血の局
(1835)
本因坊丈和(1787−1847)vs.赤星因徹(1810−1835)
丈和の後半生における唯一の勝負碁。別名「丈和の三妙手」。
古今唯一の長局
(1835)
伊藤松和(1801-1878)vs.安井算知(1810-1858)
中盤の劫争いから405手にまで及ぶ。
星 対 三三
(1835)
安井算知(1810-1858)vs.本因坊秀和(1820-1873)
棋譜上最初の三三打ち。
天保の争碁
(1840)
井上因硯(1798-1859)vs.本因坊秀和(1820-1873)
『天保の内訌』最終章。
耳赤の一局
(1846)
幻庵因硯(1798-1859)vs.桑原秀策(1829−1862)
準名人に三連勝し、安芸小僧から本因坊跡目となる登竜門の一局。
四十二段の連碁
(1852)
本因坊秀和、坂口仙得、本因坊秀策 vs.安井算知、伊藤松和、太田雄三
当時の最高棋士が勢ぞろいした豪華版。
雄三畢生の傑作
(1853)
大田雄蔵(1807−1856)vs.本因坊秀策(1829−62)
雄蔵秀策三十番碁。雄蔵、名誉と意地の持碁。
玄庵乗り移り
(1861)
本因坊秀和(1820−1873)vs.井上因碩(1831−1891)
「世に謂ふ此時玄庵の霊の乗り移り居りたるかを疑ひしと」
一手八時間
(1907)
田村保寿(1874−1940)vs.中川千治(1868−1928)
坊門と方円社の一大決戦、大長考の末に終局の半劫まで読み切る。
院社対抗
(1925)
本因坊秀哉名人(1874−1940)vs.雁金準一(1879−1960)
本因坊継承の因縁を持つ二人の最後の決戦。「石取り碁の名局」
万年劫
(1928)
瀬越憲作(1889−1972)vs.高橋重行(−)
囲碁規約成文化前夜。
三三・星・天元
(1933)
本因坊秀哉名人(1874−1940)vs.呉 清源五段(1914-****)
革命的手法の新布石をもって伝統に挑む。
名人引退碁
(1938)
本因坊秀哉名人(1874−1940)vs.木谷実七段(1908-****)
本因坊の名跡を開放し、実力本位の選手権争覇の時代へ移る。
原爆下の対局
(1945)
本因坊昭宇(1907−1994)vs.岩本薫(1902-1999)
第三期本因坊戦第二局最終日、原爆に遭遇。
手入れ問題
(1948)
呉 清源(1914-****)vs.本因坊薫和(1902-1999)
囲碁規約制定の直接の契機となる。
新九段誕生
(1949)
藤沢庫之助八段(1919−****)vs.坂田栄男(1920-****)
日本棋院創立以来、大手合制度による初の九段が誕生した。
昇仙峡の逆転劇
(1951)
本因坊昭宇(1907-1994)vs.坂田栄男(1920-****)
関西棋院の命運を決した昭和の大争碁。
実力制名人誕生
(1961)
藤沢秀行(1925−****)vs.坂田栄男(1920-****)
最後の名人秀哉没後二十年、実力制の新名人が誕生。
二手打ち
(1987)
加藤正夫(1947−****)vs.林海峰(1942−****)
第十二期名人挑戦手合七番勝負第三局
終局問題
(2002)
王立誠(1958−****)vs.柳時薫(19**−****)
第二十六期棋聖戦第五局、ダメ詰めの大逆転。

木石庵