本因坊 知伯
(ほんいんぼう ちはく)
1710年(宝永七)−1733年(享保十八)

  武蔵野生まれ、本姓は井口。五世本因坊道知の甥。

  1722年(享保七)四月、前年に名人碁所に任命された道知が跡目として出願し、六月に承認されたときはまだ十三歳だった。碁格は「上手に二つ置くもの(三段)に勝ち越し」の四段格。同年の御城碁から出仕した。

  1726年(享保十一)十二月より、部屋住みで十人扶持を受ける。翌年六月十日に道知が急逝したために、九月八日になって家督を相続して六世本因坊となる。

  1733年(享保十八)八月二十日、突然卒倒し人事不省に陥り、そのまま不帰の人となった。最終段位は六段、享年二十四歳。


木石庵